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法人が受けれる補助金一覧

代表的な補助金とその採択事例のまとめ

ものづくり補助金

ものづくり補助金とは、「ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金」のことで、生産性向上や、地域経の発展のための革新的なサービスや試作品の開発、生産プロセスの改善に必要な設備投資などを支援する補助金です。
応募するには、「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」または「中小ものづくり高度化法」に基づき、3年~5年で、付加価値額、経常利益を一定以上改善できる計画があることが必要になります。
また、複数の事業者の連携が必要で、2者~10者の中小企業・小規模事業者で1件の応募となります。

採択事例

平成31年度1次公募の採択は、96件238者でした。
採択事例の事業計画名を見ると、管理システムの導入、キャッシュレスの導入などさまざまな案件が採択されていることがわかります。
情報共有など、業務効率化による生産性向上を狙った導入事例が多いようです。

(採択事例の一部)
・運行管理システム及び勤務実績集計システム導入を導入し、データベースを統合することによる生産性の向上と安全運行実施への取組
・牧場と卸売業とのデータ連携による高付加価値ブランド牛の生産・販売体制の高度化
・新しい歯科矯正治療の実用化に向けた生産性向上のためのネットワーク連携
・キャッシュレス決済ニーズを取り込む最先進コインランドリー開発
・書店POP活用サービスに近隣商店広告・ウェブ広告が連携するレコメンドサービス構築

平成31年度 ものづくり補助金採択者
https://www.chuokai.or.jp/hotinfo/31mono-renkei201908sai.pdf

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者の持続的な経営に向けて、自らの経営を見つめ直し、販路開拓や業務効率化への取り組みを支援する補助金です。
多目的であるため、幅広い事業で活用することができます。

採択事例

平成30年度第2次補正予算(公募期間:2019年4月25日から6月12日まで)の採択は、13,099件でした。
採択事例としては、HPの作成・リニューアルや、改装などが多いようです。
(採択事例の一部)
・情報発信力向上のためのホームページリニューアル
・新メニュー開発による新規客の獲得に向けたサービス及び宣伝
・新規顧客獲得のチラシ作成とホームページの開設
・客席・トイレの内装補修
平成30年度第2次補正予算 小規模事業者持続化補助金 採択事例
https://h30.jizokukahojokin.info/index.php/saitaku/

IT導入補助金

会計ソフトの導入費用や、顧客情報を一元管理するクラウドシステムの導入費用などを対象とする補助金です。
定型業務の自動化、予約サイトの一元管理、情報共有や連絡ツールの導入など、さまざまな業種に活用のチャンスがあります。

採択事例

2019年IT導入補助金の事務局(サービスデザイン推進協議会)が公開するIT導入事例集では、以下のような導入事例が紹介されています。

(紹介された導入事例の一部)
・タイムカード情報のデジタル化
・シフト作成、勤務実績情報を一元管理
・経理処理を効率化するため、新たな会計ソフトを導入
・クラウド型会計ソフトへの移行と販売管理システムとの連携
・予約管理、売上管理ができるITツールを導入

IT導入補助金2019「ITツール活用事例」
https://www.it-hojo.jp/applicant/casestudies.html

創業支援等事業者補助金

創業支援等事業者補助金とは、将来、地域の中核となる企業を生み出すことを目的に、成長性の高い企業の創業者を生み出す取り組みを支援する補助金です。
市町村が主体となって、独自の創業支援事業計画を実施することにより、国が地域の創業者を間接的に支援するものとなっています。

市町村の取り組み事例

平成31年3月、中小企業業がまとめた「創業支援事業計画の事例集~創業支援虎の巻弐」によると、
・自治体独自の補助金・助成金制度の立ち上げ
・地元の関係機関(商工会、金融機関等)を交流会の開催やネットワークの構築
・起業セミナー・スクールの開催
・学生の育成を目的としたコンテストの開催
など、創業資金の援助、情報交換の場を提供する事業、次世代経営者の育成など、経営と資金面の双方から援助を行う自治体が多く見られます。

中小企業庁HP :「市区町村別の認定創業支援等事業計画の概要」
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/index.html